もし地球の生きものたちにも声があるなら、私たちにどんなことを訴えるでしょうか？

　傷付け苦しめ殺さないでほしい、一生の間檻の中に閉じこめないでほしい、新鮮な水や食べ物が得られるようにしてほしい、自由に歩けるようにしてほしい、住み家の森の木を切らないでほしい、生息地を壊さないでほしい、絶滅させないでほしい・・じっと耳を傾ければ、このような嘆きの声がいたるところから聞こえるのではないでしょうか？

　私たちは、これらの生きものたちの声に耳を傾け、生きとし生けるものみな（個体・種・生態系）がそれぞれ多種多様なままに尊重され、共に平和に暮らせる調和ある社会の構築を目指して活動します。
　会の英語の名称、All Life In a Viable Environment（ALIVE）は、「すべての生きものが生存できる環境」という意味で、どんな生きものも等しく生きていける環境を守りたいという願いが込められています。

主な活動分野

• 野生動物の捕獲や駆除のあり方を問い直し、包括的な野生動物保護法の制定を求めます。
• 動物を無差別殺傷するくくりわな、とらばさみなどの残虐なワナの全面廃止を求めます。
• 全国を禁猟とし、スポーツハンティングの廃止を呼びかけます。
• 生息地を破壊し絶滅においこむ野生動物の捕獲、輸出入、その売買などを監視し、規制の強化を求めます。
• 野生動物を閉じ込め見世物としているだけの動物園・水族館のあり方を問い直し、劣悪動物園・水族館の閉鎖または飼育環境の改善を提案します。
• 安易な野生動物のペット用捕獲、売買、飼育に反対します。特に、人や他の動物に危険をおよぼすおそれのある種や移入種問題を引き起こすおそれのある種については、輸入・販売・飼育禁止を求めます。
• ペットショップなどの動物取扱業における、動物の習性や生理を無視した飼育、展示状態をチェックし、改善を求めます。
• 安易に動物を飼育し、遺棄しないように飼い主のモラルの向上を呼びかけます。
• 行政による犬猫の引取りと殺処分、および動物実験への払い下げをなくしていくことを目標に、その対策に取り組みます。
• 医学的にも無意味で、倫理的にも誤っている残酷な動物実験の廃止をめざします。
• 密室の中で行われる動物実験を監視し情報公開を求めます。
• 動物の習性、生態に反した過密飼育、過剰肥育、医薬品漬けとなっている、不自然・不健康な畜産動物の飼育方法を問い直します。
• 環境汚染、砂漠化と飢餓、資源の乱費、富の不平等などと結びついている大規模集約畜産を社会問題として認識し、その改革をめざします。
• 遺伝子組み替えを監視し、自然の生態系のバランスに反する生命操作に反対します。
• 単なるぜいたくや虚栄のための毛皮や動物製品へのボイコットを呼びかけます。
• できるだけ動物の犠牲や環境へのダメージの少ないライフスタイルの選択を提案します。
• 情報公開法や総括的な動物保護法、同条例の制定など、法的整備のために活動します
• 動物・環境にやさしいライフスタイルの提案、上記の活動に関する呼びかけや情報提供を行うために、年4回『ＡＬＩＶＥ』を発行します。
• その他に随時、動物や環境に関する出版物（資料集、リーフレット、チラシ等）を編集、刊行します。